ミンジョンさんとオームさんのお別れ会
おおよそ5ヶ月にわたる留学生活を終え、まもなく帰国の途につくミンジョンさんとオームさんのお別れ会が開かれました。
まずは、お世話になったホストファミリーに支部から感謝状を手渡しました。
今回は2家庭がホストファミリーとして協力して下さり、その内1家庭には留学生の2人をそれぞれ2ヶ月半ずつ受け入れていただきました。
そして、もう1家庭には隔週末ごとに2人を受け入れていただきました。
留学生の2人も、2家庭のホストファミリー宅と寮のハイブリットな留学生活で慣れるのに多少苦労したようですが、それを上回るほどの貴重で思い出深い経験ができたことと思います。
感謝状の授与に続いて、今度は留学生の2人から挨拶がありました。
オームさんの動画をシェアしますので、ぜひご覧下さい。
さらにホストファミリーの方々からも、2人との生活を振り返ってコメントをいただきました。
2人とも馴染んでくれたので娘が増えたような感じで、けっこう普通に生活していました。
2人を通じて、韓国とタイに対して私が抱いていたイメージと実際が違うことがわかったり、改めて日本の文化を思い返すことができました。
今この時期(コロナ禍)に貴重な体験をさせていただきました。
本国のご両親より大事な娘さんをお預かりしたという感覚で、とにかく2人が元気に生活してくれることを望んでいました。
特にみんなで食卓を囲む時間など、2人と私達家族が一緒に過ごす何気ない時間に「幸せだな~」と感じました。
また、この日は夏にイタリアへ1年間留学することが決まっている男子高校生も参加してくれました。
彼になぜ留学をしたいと思ったのか、動機をたずねてみました。
将来は教師になりたいと思っています。そのために、まずは海外でいろいろなものを見たり体験したいと思いました。
学校のテスト対策などで忙しく、なかなかイタリア語の勉強をする時間が取れませんが、できるだけしっかり準備をして留学にのぞみたいと思います。
最後は、留学生の2人にいくつか質問をしてみました。
Q. 日本に来る前に思っていたことと違ったことは何ですか?
ミンジョンさん 日本は「本音と建前」の国だと思っていましたが、私に関わってくれた人達は皆、自分の気持をストレートに伝えてくれたのでコミュニケーションが取りやすかったです。
オームさん 日本人はみんな真面目で、いつもストレスを抱えているイメージでしたが、私の周りにいる人はそうではなかったので人それぞれなんだなと思いました。
Q. 帰国したら学業の方はどういう予定になっていますか?
ミンジョンさん 韓国では3月から新年度が始まっています。私は帰国したら2年生として学校に戻ります。
オームさん 日本に来る前は3年生の途中だったのですが、留年して4~5月くらいから3年生をやり直します。
Q. 将来の夢は何ですか?
ミンジョンさん 探している最中です。今回の留学を活かして見つけたいと思います。
オームさん 絵を描くことが好きなのでイラストレーターになりたいです。絵の勉強をするために、また日本に留学したいです。
昨年度の留学生達と同様、コロナ禍で思い通りの留学生活を送ることが難しかったと思いますが、そんな中でもホストファミリーをはじめ、多くの方々に支えられ無事に留学生活を終えることができそうです。
岩手での滞在は残り1週間ですが、お世話になったホストファミリー、先生やクラスメート、寮母さんなどサポートしてくれた全ての皆さんに感謝しながら留学生活の最後の日々を過ごして下さいね。